事件ファイル

探偵カクドと少年探偵団 Junior Detective League

Side File

プロローグ

美しき坂の街「ブンキョウ」。
その中でも一番の傾斜を誇る「Q坂」に、ある日1枚の看板が立てられた。
足元では、黒い猫がしっぽを揺らしながら看板を見上げちょこんと座っている。

「団員募集!」
ブンキョウの街を愛する少年少女よ。私とともに、坂の街の事件解決に傾倒しないか?
少年探偵団になりたくば、我が愛猫「カクド」の入団試験を受けよ。

看板には、ブンキョウの街が大好きな子どもたちを集める呼びかけが。

ある時、Q坂のふもとを歩く斜に構えた1人の少年が、その文言に足を止め、看板の前に立った。
彼は、それを見るなり、スマホを取り出し、近所の同級生たちを集め出す。
ひとり、またひとりと、仲間は増えていき、やがて10人ほど集まっただろうか。

こうして、ブンキョウの街に新たな物語が生まれた。
少年たちは「カクド」に導かれ、少年探偵団を志すのであった――

謎の始まり

舞台となるのは、文京区の総合施設「ぶんぱく」。
会場の一角には、カクドの足跡マークがついた特設ブースが用意されていた。

テーブルの上には、茶色い木の看板。
そこには少年探偵団に入るための〈三つの約束〉が並んでいる。

一. 傾斜を愛そう! ようくらいに!
二. うごかざる者にみちは無い! 
三. 真実は想像を超えて現れる!

看板を読み終えた子どもたちの前に、1冊の「謎解きファイル」が差し出される。
ページを開くと、そこには色とりどりの図形や文字、会場マップに散らばる4つの「謎」の存在が示されていた。

「団員として認められるには、すべての謎を解き明かし、最後の問いにたどり着くこと。」

カクドの瞳がきらりと光る。少年探偵団の試験は、すでに始まっているのだ。

探索:少年探偵団と4つのブース


少年探偵団のメンバーとなった子どもたちは、謎解きファイルの指示にしたがって、ぶんぱく会場内を巡っていく。

  • 1つ目のブースでは、色の違う棒や線が不思議な形を描きながら並んでいる。少し離れて眺めると、そこにはある「文字」が隠れているようだ。
  • 2つ目のブースでは、言葉の一部が空白になった文章が現れる。足りない文字を見つけて並べ替えると、次に向かうべき場所を示す合図が浮かび上がる。
  • 3つ目のブースには、記号でつながれたカタカナたち。矢印の向きを手がかりに、消えてしまった一文字を探し出さなければならない。
  • 4つ目のブースでは、黄色いカードに並んだ「???」が団員たちを待ち構える。

4つの謎がすべて解けたとき、ファイルの最後のページに、隠されていた仕掛けが姿を現す。

今までの答えを、ある順番で並べてみること。
それが、カクドから少年探偵団への最後の問いかけだった。

「本当に大事なのは、正しい答えだけだろうか?」

ページの前で立ち尽くす子どもたち。
誰かが小さくつぶやき、別の誰かがその言葉を引き継ぐ。
やがて一つのフレーズが形になったとき、カクドは満足そうに目を細めた。

答えが合っているかどうかは、実際に会場で挑戦した者だけが知ることができる。

しかしひとつだけ確かなのは――
この日、ブンキョウの街に、新しい「少年探偵」が何人も生まれたということだ。

そして、カクドの物語はまだ続いていく。次に傾斜の先で出会うのは、あなたかもしれない。

最後の謎


4つの謎がすべて解けたとき、ファイルの最後のページに、隠されていた仕掛けが姿を現す。

今までの答えを、ある順番で並べてみること。
それが、カクドから少年探偵団への最後の問いかけだった。

「本当に大事なのは、正しい答えだけだろうか?」

ページの前で立ち尽くす子どもたち。誰かが小さくつぶやき、別の誰かがその言葉を引き継ぐ。
やがて一つのフレーズが形になったとき、カクドは満足そうに目を細めた。
答えが合っているかどうかは、実際に会場で挑戦した者だけが知ることができる。

しかしひとつだけ確かなのは――
この日、ブンキョウの街に、新しい「少年探偵」が何人も生まれたということだ。

そして、カクドの物語はまだ続いていく。次に傾斜の先で出会うのは、あなたかもしれない。